理事長挨拶
少子化、高齢化が進む中で、安心して産み、子育てができ、そして安心して老後を迎えることができる社会を築くためには、わが国の社会保障制度の改善強化が喫緊の課題であることが広く認識されています。
同時に、人々が住みなれた地域社会で生きいきとした生活を営めるためには、行政が受け持つ基本的なサービスのほかに、さまざまな面で人々の生活を支える民間による木目の細かなサービスの仕組みが必要であると考えます。
特定非営利活動法人「日本ライフサポーター協会」は、2003年(平成15年)に設立以来、福祉、医療、保健等の分野で専門的知識を持ったスタッフを養成し、その活動の場を広げることによって人々の生活の向上に寄与することを目的として活動してきています。
当協会は現在、5つの事業に取組んでいます。
先ず (1)特別養護老人ホームや重度心身障害者(児)施設等の福祉施設のサービスの評価を行う「福祉サービス第三者評価事業」、次に (2)高齢者・障害者の閉じこもりや、社会参加を促進するための外出支援者(サポーター)の養成と外出支援を必要とする人へのサポーターの紹介を行う「いきいき外出支援事業」、そして (3)看護師が小・中学校の修学旅行等の付き添を行う「ツアーナース養成事業」、更に (4)高齢者・障害者等を対象に、高齢期を生きいき明るく過ごせるよう、「文化講座」や「パソコン教室」等を行う「生きいき実践講座事業」、(5)東京都など行政の福祉施策に資する「調査研究事業」です。
事業規模も小さく、経営の強化も必要ですが、賛助会員はじめ多くの方々のご支援のもとで、設立趣旨に沿う活動をしております。
今、国民の生活の明るい展望が見えにくいなかで、個々の国民の創意と自発性に基づく特定非営利活動法人等、民間の役割の重要性が増していると認識しており、これからは趣旨を同じくする他の団体との協力や個人の方々の参加を得たいと考えています。
皆さんのアイデアと行動で、生きいきした生活をサポートする「日本ライフサポーター協会」の活動に、ご理解とご協力をお願い致します。
特定非営利活動法人 日本ライフサポーター協会 理事長