ドイツの高齢者住宅を訪問しました
「ドイツの高齢者住宅を訪問しました」
きっかけは1月15日の日本ライフサポーター協会主催の「生きいき新春講演会」。
題名:「ドイツの美しい町に高齢者福祉施設をプレゼントした日本人女性実業家」
講演者:山川和子氏
山川氏は、日本女性の9割が知る美しいシュニール織フェイラーを世界ブランドへ育て上げた日本フェイラーの創業者、協力関係にあったドイツフェイラー社と所在地ホーエンベルク市に成功の感謝を込め、高齢者福祉施設を寄贈しました。【写真01】講演会の様子

講演を聴講していたHさんが質問しました。「お話を聞いてドイツの高齢者施設とホーエンベルクに大変興味を持ちました。訪問することはできますか」と。
その無理なお願いを、講演者の山川氏はもとより、協賛していただいた横浜日独協会顧問のO氏、それに山川氏の親友でいらっしゃるドイツフェイラー社の副社長シュベート氏にお世話いただき叶うことになりました。
そして9月、日本ライフサポーター協会のHさん、Kさん、それに私Aの3人で訪問してまいりました。
ドイツ・バイエルン州ホーエンベルク。
青い空と土色の道、緑の木々と平屋の家屋が点在し、広々とした自然と一体化した素晴らしい環境の中にその施設はあった。【写真02】Yamakawa Seniorenhaus
Yamakawa Seniorenhaus(以下YSH)山川和子氏がホーエンベルク市に寄贈された高齢者介護福祉施設介護施設

フェイラー社副社長のシュヴェート氏と顧問のヘフテル氏の案内でYSHに到着すると、驚くことにホーエンベルク市長のホフマン氏もお出迎えくださっていた。【写真03】ホフマン氏らと記念写真

スタッフの方々と一緒に施設内を案内していただく。
居住棟は、大きな窓と天井から光を取り込み、明るく美しい空間である。他の棟へもガラス張りの明るい長い廊下でつながっている。【写真04】施設内の様子

入居者は、リビングの大きなテーブルを囲んで集まっている。カラフルな服装で思い思いのおしゃれを楽しんでいる様子である。最高齢の102歳の女性は、柔らかい表情でホフマン市長と挨拶を交わされていた。【写真05】入居者たち

施設からつながる広大なスペースは、ここも山川氏が寄贈された「Yamakawa Aktiv Park」子ども大人も高齢者も交流できる環境である。
庭園には75本の桜が植栽されており、桜の季節には地域の人々が集まる場所になっているそうだ。【写真06】Yamakawa Aktiv Park

また子どもが楽しめる砂場や滑り台、ブランコなどの遊具が設置されていつでも地域の子どもたちが遊べる場所となっている。【写真07】園内の遊具

素晴らしい高齢者福祉施設でした。
YSHは高齢者施設のみならず、地域と共存共栄するホーエンベルク市の交流の場となっているように感じました。
施設を詳しく案内していただいた後に連れて行っていただいたところはチェコとの国境地帯。この風光明媚な風景の中にバリアフリー高齢者集合住宅が4棟建つそうだ。ここも山川氏がホーエンベルクに寄贈されたものとのこと。2027年の完成が待たれる。【写真08】山川氏寄贈のチェコ国境地帯にある施設(2027年完成予定)

その後はフェイラー社のアウトレットへ。日本にはない様なたくさんの絵柄のフェイラー製品が揃っていて目移りしてしまう。思わず欲張って買い込む。【写真09】フェイラー社のアウトレット

夜は夕食会に招待された。ホーエンベルクの郷土料理屋さん。シュベート氏とホフマン市長、それにヘヒテル氏とともに楽しく歓談をしながら、おいしい料理とおいしいビールやワインをいただいた。
とても有意義な楽しいドイツホーエンベルクの施設訪問でした。【写真10】宿泊したホテル

